空間が好きです。
四つの面と床と天井で空間を仕切ると、そこに新たな空間が生まれます。
天井と床、それに四つの壁面にどんな素材を選び、どんな色にするのかでその空間に個性が生まれてきます。
さらに窓や扉の形と位置、それに灯りの種類と設置場所で個性は雰囲気を醸し出しいきます。
そこに家具や小物類が配されると、住まう人の趣味、志向それに価値観や哲学までも反映された唯一無二の空間になります。
「濃い透明感」
これが今の僕の価値観、志向、それとも哲学、何しろ五十代を迎えた自分が大切にしているものです。
それまでにはマホガニーの重厚感が憧憬だったこと、白黒モノトーンにはまった時期、アーストーンに心動かされた頃、メタリックな冷たさに惹かれた時代もありました。
そして今現在は何とも不可解な表現の「濃い透明感」(笑)
透明に濃淡があるの?という声が聞こえてきそうですが、多分無いでしょうね。
では透明感の濃い薄いとは何か…
多分それは視覚で認識するものではなく感じるもの…そう、感性が担当する表現域だと思います。
文章で云えば行間、景色ではなく気配、音楽なら曲想…そんな感じでしょうか。
どこか「濃い透明感」を感じて手に入れたきたインテリアや小物、それに装飾品をUPしていきます。