浅野、南瓜と栗のソースでパスタ作ります

もう10月も下旬です。

芸術の秋 そして食欲の秋…そんな秋に日本の秋の美の象徴 紅葉をイタリアンで表現したいと思いました。


折しもJR東海の「そうだ、京都行こう」のCMは息を呑むような美しい紅葉を題材にした数十秒のドラマです。

ペコリに投稿したこのお皿のレシピをお伝えします。



四季折々の風情ある景色を楽しむことができる国に生まれたことは幸せな事です。


爛漫の桜

初夏の新緑

仲秋の紅葉

初冬の落葉


春の桜をモチーフにしたものは既に四品ペコリに投稿しています。


春爛漫 マグロとアボカドのサラダ お花見仕立て
北国春 花見三昧/ペペロンチーノ桜塩漬けを添えて

北国春 風流夜桜/ジャガイモのバルサミコ風味温製スープ

咲く桜散る桜/薄紅色ソースで頂く蛤のパスタ


そして密かにいつかはやってみたいと思っていた錦絵のような紅葉をモチーフにした創作イタリアン^ ^;


今回は季節も丁度、この紅葉をお皿の絵に展開してみました^ ^


先ずは二人前の材料です。


1 スパゲッティ 160g

2 赤と黄色のパプリカ 1/2個

3 南瓜 1/4個

4 甘栗 80g

5 エンダイブ 少量

6 イタリアンパセリ 少量*(なくても可)

7 バジル 少量*(なくても可)

8 プロシュート 3枚

9 パルミジャーノレッジャーノ*(なければプロセスチーズでも可)

10  蜂蜜 少量

11  生クリーム 大さじ4杯

12  EXオリーブオイル 小さじ1杯

13  白ワインビネガー 小さじ1杯

14  塩 適量

15  ブラックペッパー 少量

1 パプリカを準備


赤と黄色のパプリカは3mm角になるように切ります。


その後切ったパプリカを3分ほど茹でて冷ましておいてください。

2 ソースの準備


南瓜は適当な大きさに切り分けて茹でて皮を剥きます。

皮も使いたいので残しておきます。


甘栗は盛り付けに使う2,3個をの残して他を四等分しておきます。

3 野菜類を準備


エンダイブ、イタリアンパセリ、バジルですが本当に少量でいいです。

なければエンダイブだけで代用が出来ます。


エンダイブは2cmぐらいに、イタリアンパセリは一枚の葉に、バジルは1.5cm前後の本当に小さい葉を用意してください。

4 ソースの下準備


フープロでもいいのですがもう少し食感を残したかったので今回は共にマッシャーで潰してみました。


これに生クリームを入れながらゴムベラで伸ばしていきます。


生クリーム大さじ1杯を入れて伸ばしを4回リピートしてください。

5 ソース作り


鍋に4を入れて弱火で熱してコンソメを少し入れては伸ばしを繰り返してとろみのあるソースに仕上げます。


ここに少量の蜂蜜を入れて伸ばし塩で味を整えます。

6 プロシュート


小さなボールにEXオイル大さじ小さじ1杯と白ワインビネガー小さじ1杯、適量のブラックペッパーを入れよく混ぜます。


これを半分に切ったプロシュートの片面に塗りその上にエンダイブ、パルミジャーノレッジャーノを置き巻いていきます。



7 盛り付け


いつものように塩分強めのお湯にパスタを投入します。


茹で上がりの少し前にお皿にソースを円形に敷きます。

パスタが茹で上がったらソースの鍋に入れて全体にソースが絡むように混ぜ合わせます。


そのパスタを今回はトング方式で高く盛りつけます。


付け合せのプロシュートを配したら盛り付け用に残しておいた甘栗のクラッシュとパプリカを山頂から山の裾野へ広がる紅葉をイメージしてディスプレイします。



ペコリでも書きましたが心残りは黒の器を使えなかったこと>_<

僕の手持ちの黒い器ではこの盛り付けを受け入れるだけの大きさがありませんでした。


簡単にレタッチしてみましたがやはり黒の方が映える>_<


こうしてみると器の選び方も美味しいお料理を作るためのとても重要なファクターなんだと痛感しますね^ ^;

実は今回妄想モードの中で描いたレシピとディスプレイの中で断念したことと忘れてしまったことがあります>_<


忘れてしまったことは南瓜の皮を使うこと…

付け合せのプロシュートが紅葉見立てという物語からみてあまりにも唐突>_<

かといって味覚でイメージするとどうしても塩分の効いた何かが必要で白羽の矢が立ったのがプロシュート…


そこでおかれたプロシュートに南瓜の皮の千切りを散らして一見樹木のように見せる予定だったのですが…うっかり忘れてしまって>_<


それと断念したのは当初イメージではスープパスタでいくはずだったものをソースに変えたこと>_<

これもややもすれば南瓜のソースは時間経過ととともに固くなり少し粉っぽさが出てきやすい…

そこでスープと思ったのですがそうするとテーマである紅葉の表現が厳しくなる>_<


そんなこんなで南瓜と栗ソースのパスタに落ち着いた経緯があります。


してそのお味は…

食感として栗の存在感はありますが少し甘栗が南瓜に負けて飲み込まれた感じでしょうか?

確かに今までにない味ですがやっぱりスープにした方がより美味しかったかも(笑)


コメント: 6 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    こじゅえ (火曜日, 21 10月 2014 19:05)

    朝野さん、こんばんは♪
    南瓜と栗のパスタ…どう作るのかな~と楽しく見させていただきました。色とりどりの具材で紅葉を表現するにはソースが適してたと思いますよ♪パスタに味が絡むことを考えるとスープのほうかな。どちらにしても栗よりも南瓜の味が勝ってしまうかな…。けど黒胡椒をきかせるのも好きです(*^.^*)器は何時も悩ませられます。お料理にピッタリな器を見つけると嬉しくなったりね♪


  • #2

    salvatoregitano (水曜日, 22 10月 2014 08:35)

    こじゅえちゃん♫おはよう^ ^

    お褒めに預かり嬉しいです^ ^
    僕はなんかテーマをもってやった方がいいタイプなのかもしれません、今回もイメージする段階から食べ終えて後片付けをするまで楽しく出来ました。

    そうなんですよ、絡むのを考えるとスープにしてファッルファーレのようなショートパスタもありかな?とも考えたんですが紅葉を表現するにはパスタを高く盛りつけないといけない…

    そんな事で今回はソース&ロングパスタとしてみました^ ^;

    レタッチした画像でもわかるようにやっぱり黒ですよね!>_<
    次回の機会には是非黒でやってみたいです、仰るとおりお料理に適した器を見つけるのは大変ですけど楽しいですね^ ^
    どこに出掛けても器とキッチン用品のお店には必ず立ち寄ります^_<

  • #3

    マドレーヌ£です! (土曜日, 25 10月 2014 01:04)

    こんばんは(*^_^*)!!
    レシピアップしてくださったんですね(σ*´∀`)!!
    わぁ~嬉しいです! ペコリ、参考にできます(#^.^#)

    いつとははっきり言えないのですが、絶対参考にして作りたいです!!
    嬉しくて興奮してます(笑)!

  • #4

    salvatoregitano (土曜日, 25 10月 2014 21:20)

    マドレーヌちゃん☆こんばんは♪
    コメントありがとう^ ^

    そうなんです、ブログを始めてからは画像とテキストに制限のないブログにペコリ投稿のお皿のレシピをアップするようになりました。

    なるべく分かりやすいように画像を多くしてます。
    喜んでもらえて僕も嬉しい限りですよ^ ^

    機会があったら是非作ってみてくださいね、どうもありがとう(^_−)−☆

  • #5

    薫子 (金曜日, 31 10月 2014 22:24)

    ☆*:.。晃ちゃん、こんばんは.。.:*☆

    このメニューは、ペコリで一目惚れでした♡
    ハイレベルなので、私に作れるかな?
    ペコリに投稿できなくて、とっても残念だけど、秋が終わらないうちに作りたいです。

    黒い器は、より深い秋を感じてとても素敵です。
    晃ちゃんワールドの白と透明の器から、大きな変化ですね。
    黒からも、濃い透明感♥︎感じましたよ(*^^*)

  • #6

    salvatoregitano (土曜日, 01 11月 2014 08:52)

    薫子ちゃん♫おはよう^^

    メニューを気に入ってくれてありがとう、嬉しいです^ ^
    実は紅葉モチーフは去年から考えていたんだけど、昨年はペコリ卒業未遂?(笑)で9月から10月にかけてほとんどお料理をしてなかったんです>_<

    で復活の一皿で紅葉モチーフと思ったんですがその際は秋に一番好きな光景の青山絵画館通りの銀杏並木を表現してみたので、このメニューは構想一年以上の大作です(笑)

    薫子ちゃんの手にかかれば簡単に出来ちゃうメニューですよ、これは^ ^

    でね、僕が持ってるんだったら実は黒の和食器にしたかったんですよこの一皿、それも横長の。
    そのお皿の左側にパスタを少なめに高く盛りつけてプロシュートはそのパスタから右に三本並べるのね。
    パプリカの紅葉を風になびくようにパスタのてっぺんから樹木見立てのプロシュートまで流れるように散らしたら、お皿の右上に煮卵の卵黄かウズラの卵を配して…
    「風流 満月に錦絵」みたいなタイトルで(笑)

    薫子ちゃんの持ってるしっとり和テイストでどんなお皿になるのか今から楽しみ^_<