映画/PARKER

Apple TVのシネマで観たのはPAERKER。

僕もbabarinaもジェイソン・ステイサムのファンです。

 

彼はイギリスの水泳の飛び込み競技でナショナルチームにも所属していた経歴を持ち、その後は水泳で鍛えたボディを武器にファッションモデルもしていた時期もあるようです。

 

彼が主演のトランスポーターはⅠからⅢまでを複数回見ていますがそのほとんどを自分でこなすと云うアクションシーンやドライビングテクニックには肉食系男子なら思わず引き込まれるのではないでしょうか。

 

 それとスーツの似合う俳優としてもベスト3に入るんじゃないでしょうか。

 

スーツはジャケットと違って上下アンサンブルですから見た目での変化はVゾーンだけです。

 

若い頃からの憧れが「ジャケットの似合う小粋な大人」でした。

 

正直スーツはVゾーンの変化だけなので、ルールにさえ従っていれば誰が着てもそこそこ様になる、云ってみれば「魔法の男服」であまり興味が持てませんでした。

 

その点ジャケットスタイルは全てが単品ですからかなりセンスが求められる…と怖いもの知らずの若造は考えた訳です>_<

 

ところが…

スーツは奥が深い事に気づかされました^ ^;

 

つまり誰が着ても同じに見えるようなものだからこそ個性が試される訳です。

 

上下で同じ素材、同じ色、同じ柄となるとVゾーン以外ではそのスーツのディテールが重要になります。

 

レディメイドの場合サイズの目安は勿論重要ですが、各ブランドによってまたデザインでもパターンが違いますから必然的に同じサイズでも大きさが微妙に違ってきます。


オーダーメイドが一番ですがこれには依頼する側も試されますしそれなりのお値段>_<


ではイージーオーダーかレディーメイドを^ ^;

 

イージーオーダーはオーダーと云えど所詮近似値選択での組合せですからイージーオーダー、レディメイドの双方で数あるブランド、メーカーの中から基本的に自分のボディにフットするパターンを持つブランドを探し当てる事が重要です。


あとは僕の考える男服の基本…統一感をどこで出すのかですね。


色、柄、ディティール…

この限られた範囲での変化で個性を演出出来るか、らしさを醸し出せるかが密かな楽しみです^ ^;

 

ちなみに僕はディティールです。

先ずこれは譲れません!というこだわりはスーツの袖口の釦は本切羽仕様、つまり本開きである事です。


そして勿論釦の数は4。その上で必ず最後の1個の釦を外して着るのが僕のこだわりです。


これはスリーピースのベストの一番下の釦を掛けずに捨て釦とするのと同じ感覚です^ ^



 次にラペルはハンドステッチが施されている事。


しかし現実にハンドステッチとなればオーダーメードじゃないと望めませんのでAMFのハンドステッチを可とします。


このAMFとはボウーリング場で目にした事はないですか?

そうピンを並び替える機械を作ってる会社ですが、この会社が開発したハンドステッチマシーンが秀逸^ ^


この機械を使ったハンドステッチを業界用語的にAMFのハンドステッチと云います。


一般的に目にする吊るしで販売されてるスーツのハンドステッチはほとんどこれだと思っても間違いありません。

とても優秀な機械なので一部有名なブランド品もこの機械を使っているようです^ ^;


このハンドステッチが二つ目の妥協出来ないポイントです^ ^;


三つ目はポケットに関する事です。

 

それはポケットが水平ではなく斜めに切られたスラントポケットである事、これも重要なポイントです。

 

柄合わせから考えても裁断に注意を必要としますから手間のかかるデザインではありますが、そのお陰でスッキリとエレガントに見えます^ ^

 

以上三点が決して譲る事の出来ない僕のスーツ選びのポイントでして、僕のスーツは全てこの三つのポイントをクリアーしたものばかりです。

 その上でハナマル120点にしてくれるディテールがチェンジフラップ&ポケット^ ^;

 

これは何かと云うと本来は小銭入れのポケットだったんです。勿論今でも本来の用途で使っている方もいらっしゃるでしょうがデザインとしての要素の方が大きいでしょうね>_<

 

何故か二十代のアパレル勤務時代からこのチェンジフラップが好きでして、前の三つの条件をクリアーしつつこのポケットがあるとパーフェクト!エクセレント!ですね^_^



映画の話からスーツの話題へとんでもないワープをしてしまいました>_<

 

僕の回りにはあまりいませんがスーツ姿に憧れる女性って結構いるみたいですね。

これは云ってみるとキャビンアテンダントやナースの制服に挽かれる男性心理のそれと共通点があるかもしれませんね^ ^;

つまりどこかでスーツは「男の仕事服(制服)」みたいなイメージがあるのかもしれません。

 

仕事はONですからどこか緊張感が漂う服なのかも…

そうなるとジェイソン・ステイサムのスーツ姿がさまになるのもわかります、彼はどこか彼自身に緊張感を漂わせてる、どこかストイックな感じがしますからね。

 

夜風はそろそろ晩夏を告げている今日この頃…衣替えという言葉は死語になったのかな?

でも一足お先にがお洒落の基本ですからそろそろ秋冬物のチェックだけは始めようかな(笑)