おなじみ我が家のシアター Apple TVで今回鑑賞したのはデカプリオ主演の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
さしずめ日本で云えば「兜町の銀狼」といったところ(笑)
一人の野心溢れる青年が違法?それとも近頃流行の形容詞 脱法?のラインを行き来しながら貪欲に煩悩のままに急激にのし上がっていく様を描いた物語です。
詐欺まがいを天才的な話術でカムフラージュし連戦連勝の成果がカリスマ性というオーラを主人公であるデカプリオに纏わせていきます。
自信が過信に変わった時既に自分が砂上の楼閣であるることが見えなくなるのでしょう、詐欺まがいで儲けたお金は酒池肉林の宴に費やされ、私欲を肥やす為に乱用されて行きます。
この180分に及ぶ映画を見終えて僕の脳裏をふとよぎったのはライブドアの堀江元社長です。
僕は一連のライブドア事件の詳細は知りませんから単にマスコミが流した堀江氏のイメージだけで判断しているのかもしれませんが、なにかこの映画の主人公と当時の堀江氏の言動には共通するものがあるような感じを受けました。
過去に経営コンサルタントから「儲ける」と「儲かる」の違いをチェクチャーされたことがあります。
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「儲ける」と云う文字を分解すると「信じる」と「者」に分けることが出来る。
つまり「儲ける」為には「信者」をつくればいい。
でも「儲かる」為には「自分自身」が「信じられる者」になる必要がある。
「儲ける」は能動態、つまり自分から儲けを獲りにいっているが「儲かる」は受動態で儲けが自分に近寄ってくる。
麻原彰晃も信者を作ったから「儲ける」ことは出来たがその後はどうか…
自分自身が信じられる者になることが経営の肝です。
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色々な意見はあるでしょう。
儲かるも儲けるも結果は一緒、経営はそんな甘くない、イデオロギーで飯は食えない…
確かにそうだと思います。
でも理念を持って生きることもとても大切だと思います、そう思ってそれを大切にしてこの歳に至りました(笑)
今回の映画を見て約25年前に聞いた「儲かる」の話しを思い出しました。