仕事の都合で自宅以外に中目黒にマンションを借りていた当時のインテリアです。
いってみればセカンドハウス的な使い方でしたから、意識的に20畳ほどのワンルームを探し求めて見つけた物件でした。
この頃は少しメタリックなものに食指が動いていたようで金属製の家具が多いようです、テーブルやボード類も金属です。
ここのインテリアで特筆すべきは写真の右に写ってるパーテーションです。
実はこの半円形のパーテーションは可動式で、内部にはベッドが置かれています。
つまりワンルームの中のベッドスペースをこのパーテーションで隠している訳です。
真中に支柱を置いてそこを軸に双方のパーテーションが動くように設計されています。
ですから就寝時にはベッドに潜り込める方のパーテーションを扉のように開いて中に入り閉めてベッドに入る、という手順になります。
もう片方には三面鏡代わりの鏡台を置いていて、これを使用する時は同じくパーテションを扉のように開いて使います。
さらにこのパーテーションの支柱の下の方には傘を上向きにした白熱色の蛍光球が設置されていて、半透明のパーテーション自体を間接照明にしてくれてます。
このアイデアに設計、そして施工までを僕一人で担いました、自作の光るパーテーションです。
ほとんどの部材は渋谷の東急ハンズで手に入れました。
パーテーション自体の素材は前々から興味の合った光を通しながらフレキシビリティがあり、しかもカッターナイフで簡単に切ることができるプラスチックダンボールです。
制作期間は多分三日ほど…
当初は無地で使って祝たのですがあまりに無味乾燥だったので、その後デコレーションしましたが当時好きだったファッションブランド VERSACEの影響を色濃く受けたデコレーションですね(笑)
これは自分が制作したインテリアでは最大にして最高の秀作だったと自負しています。